技術、デザイン、ブランディングで新事業を確立したC社
機械器具メーカーC社 東京都
C社は機械器具の部品メーカーです。C社社長はデザイナーとあるきっかけで知り合い、 C社の製造技術を生かした雑貨を製造販売しています。
C社の雑貨は人気がありますが、C社が優れているのは、デザイナーの提案デザインを 製品化できる技術や、材料の優れた調達先などを持っている点です。
そのため、C社の雑貨を真似た製品が市場に出回りますが、C社の品質には遠く及ばないものばかりです。
C社は自社で消費者向けに販路開拓をするという経験は少なかったのですが、 デザイナーと協力して、パッケージやネーミング、商品ラインナップなどを整えていきました。
ブランディングは容易ではなく、販売当初は苦戦をしていましたが、前述のさまざま努力が実を結び、 現在では雑貨がC社の売上に占める割合は小さくありません。また雑貨事業は部品製造よりも利益率や成長率が高く、今後も期待できます。
C社の技術をデザイン、ブランド戦略を通じて大きく生かした例です。